顧客の感動を生み出す感情を込めたコミュニケーション
企業によるソーシャルアカウント開設は一般化したが、その運用については課題を抱える企業も多い。こうした課題を解決するのが2015年設立のBOKURAだ。SNSをコミュニケーションツールとして活用しながら、企業のファンをつくる手伝いをすることを目的に設立された。
代表取締役社長の宍戸崇裕氏が、SNS運用支援企業に務めていた経験から、戦略立案、運用、集客・刈り取り、効果測定の4つの仕事をすべて統括で請け負う会社がないと感じており、そこに商機を感じたことが起業の後押しとなった。
最近は大手企業だけでなく、地域の老舗企業などにもクライアントが広がっているというBOKURA。SNSの特性上、エッジの効いたブランドの方が、相性が良いようだ。例えば60年以上の歴史を持つユースキン製薬もBOKURAが支援する企業ブランドのひとつ。若年層へのリーチに課題を感じていた同社の「ユースキンA」だが、ソーシャル上で検索してみると、すでに数多くの投稿がなされていた。
そこで投稿者一人ひとりに公式アカウントを通じてコミュニケーションを取ってもらったところ、ファンの熱量は高まり、リアルイベントの開催にまでつなげることができた …
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