消費者を対象に広告だけを使ったマーケティング活動では、市場にインパクトを起こしづらい時代。クリエイティブPRの視点から考える、新しいマーケティングの在り方を解説します。
あらゆるステークホルダーとの間に「良好」を超え、「エクセレント」な関係を創ることを目指すクリエイティブPR。関係づくりの第一歩は、対象者をハッと振り向かせるメッセージをつくること。そこではメディアが取り上げ、SNSで話題になる"ニュース性"を使いこなすことが、大きな武器になります。
前回は、この考えを踏まえた基本的な10のニュース性を網羅したニュースマンダラを紹介しましたが、実際にはメディアの特性により、もっと多くのニュース性が存在します。今回は、実際にYahoo!ニュースで取り上げられた記事の見出しをもとに、ニュース性にはどのような種類があるのかを見ていきましょう。
例えば、就活が始まった3月中旬には、こんな見出しのニュースがありました。
「8割が企業にLGBT伝えず就活」
ここにはどんなニュース性があるでしょうか。一つひとつの単語の意味を注視すると、ニュース性が浮かび上がってきます。まず"就活"という単語に、3月に就活が始まったという"時事性"があります。次に"8割"という数字 …
あと56%