消費者を対象に広告だけを使ったマーケティング活動では、市場にインパクトを起こしづらい時代。クリエイティブPRの視点から考える、新しいマーケティングの在り方を解説します。
前回の連載では「クリエイティブPR」が必要とされる背景を説明しました。クリエイティブPRでは消費者のみならず、採用候補者や株主など様々なステークホルダーとエクセレントな関係の構築を目指しますが、そこでは3つの「セイ」を重視したコミュニケーションを大切にしています。
3つの「セイ」とは「What to say(セイ)=企業やブランドが何を言うか?」、「How to say(セイ)=どういう言い方で生活者の興味を引くか?」の広告クリエイティブ制作に必要な2つのセイに加え、自発的にメディアやSNSで取り上げられる「ニュース性(セイ)」で構成されます。3つのセイを含んだ「キャッチコピー+グラフィック」の1枚絵は広告のみならず、メディア・SNSで拡散が期待できる表現になります …