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コピーライター養成講座開校60周年記念 OB・OG会員向け特別セミナーレポート

1957年に開校した宣伝会議「コピーライター養成講座」。その修了生は5万名以上となり、コピーライターをはじめ広告クリエイターを多数輩出している。一方で、受講後に広告業界とは異なるフィールドで活躍している修了生も多く存在している。講座の受講がどのようにキャリア形成に生きたのか。5月13日にOB・OG会員向けに開催した、ボーカリスト・作詞作曲家・ボーカルプロデューサーの岡嶋かな多氏(111期修了生)をゲストに招き、安田健一氏(コピーライター/82期修了生)との対談を実施した。

自分の世界とは違う面白い人たちと出会える

安田:岡嶋さんはミュージシャンとして、活動していますが、講座に通う前からすでにプロとして活動していたんですか?

岡嶋:そうですね。約12年前にデビューしました。

安田:作詞家になるための養成講座には行っていないんですか?

岡嶋:うーん、特には行っていなくて、15~6歳の頃に通っていたボーカルスクールの先生方から教わる機会があったのと、その後に出会った音楽の師匠に教えていただきました。

安田:言葉について勉強したくてコピーライター養成講座に?

岡嶋:はい、そうなんです。安田さんは?

安田:僕は広告会社で営業職からスタートしました。新卒ではコピーライターになれなかったので、なんとかコピーライターになれないかと思い、仕事の合間に講座に参加し、終わってから会社に戻るという生活をしていました。営業なのでコピーを書けとか企画を立てろとか、当然そんな話はないわけで。コピーライター養成講座以外にも、宣伝会議の講座に9つくらい半年ごとに通って、いい仲間がいたら誘って一緒に広告賞に応募しよう!と人脈を広げていました。

安田:岡嶋さんが講座に通うモチベーションというのは、商品を売るためのコピーを学ぶためではないですよね?

岡嶋:そうですね。ゆくゆくはそういったことも是非やらせていただきたいですが、今は音楽制作が中心です。受けようと思ったのは、作詞家の先輩方で広告業界出身者が多く、ずっと興味があったのと、自分の生きる世界とは、また違う面白い人と出会えそうだなと感じたからです。

安田:僕の場合は、そこで出会うだけじゃなくて、チームにしてしまいたいと思って通っていました。まあ本当はすがる思いで来てたんですけど(笑)。

当時、すでにプロの作詞家として活躍していた岡嶋さんですが、金の鉛筆は何本獲得できましたか?

岡嶋:恥ずかしながら、最初の頃は箸にも棒にもかからなかったです。「まあ、いけるでしょ!」と軽い気持ちで臨んだら、全然だめで(笑)、ほんと反省しましたね。途中から心を入れ替えて頑張るようになって、それでもやっと3~4本くらいでした。

安田:僕も最初は空振りをしましたね。最初は広告会社の営業であって、コピーライターじゃないから仕方ないかな、と思っていたのですが、システムエンジニアの友達が1つの課題で3本も金の鉛筆をもらっているのを見て、言い訳ができないなと思いました。

岡嶋さんは、講師の方の言葉で印象に残っているものはありますか?

岡嶋:「切り口」ですね。課題の評価で「切り口が少ない!」と良く書かれていました。普通だったり、使い回しがすごく多くて ...

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