米国では主流のプログラマティック広告取引。IPG メディアブランズ内の組織で、このプログラマティックに特化したキャドレオンの日本のオフィスのトップに就任した伊東裕揮氏に今後の日本のデジタル広告の市場展望、動向を聞いた。
プログラマティック取引 日本での浸透はこれから
グローバルに展開する広告グループのインターパブリック・グループ内でメディアエージェンシーの機能を担うIPG メディアブランズ。その日本支社であるIPG メディアブランズジャパンは、同社の中でプログラマティック技術のソリューション構築を担うキャドレオン ジャパン(Cadreon Japan)のマネージング・ディレクターに4月3日付で、伊東裕揮氏が就任した旨、発表を行った。
伊東氏はこれまでネットイヤー、オラクル、ワンダーマン、グーグル、アドロールなどでマーケティング、特にデジタル領域の事業に携わってきた経験を持つ。プログラマティック技術に特化した、同社の戦略と日本市場での展望を聞いた。
―キャドレオンとは、どのような組織なのか。
インターパブリック・グループ内でメディアエージェンシー機能を担うIPGメディアブランズには、様々な専門部隊があり、キャドレオンもそのひとつ。アドテク、プログラマティック領域に特化した部隊として、主にディスプレイとソーシャル領域の広告運用とソリューション開発を担っている ...
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