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R30のホープたち

森永乳業の若手女性マーケターが手がけるカテゴリー開拓型商品「フルーツでおいしいやさいジュレ」

森永乳業

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのか。今回は、森永乳業 栄養食品マーケティンググループで活躍する長谷川舞さんに話を聞いた。

森永乳業 第一営業本部 ウェルネス事業部
マーケティング統括グループ
栄養食品マーケティンググループ
長谷川 舞(はせがわ・まい)さん 29歳

大阪市出身。関西学院大学法学部政治学科卒業。2011年に森永乳業株式会社入社。乳幼児向け粉ミルクやベビーフードなどの営業を担当。2012年7月より現在まで、ベビーフードを中心とした乳幼児向け食品のマーケティングを担当。趣味はキャンプと登山と海外旅行。焚火で暖をとりながら自然に囲まれお酒を飲むのが最高のひととき。

開拓型商品で市場拡大に貢献

国内では少子化による出生児数の減少が続いているが、子育てをしながら仕事も続ける、働くママが増えている背景からか、乳幼児向け食品の市場は年々拡大している。そんな乳幼児向け食品カテゴリーで、発売以来右肩上がりで売上を伸長させている商品が森永乳業「フルーツでおいしいやさいジュレ」だ。2015年7月の発売から比べて、直近の出荷実績は約900%となるなど(2017年1月時点)、驚異的な勢いで伸びている。

「やさいジュレ」は、ベビー市場においては珍しい"開拓型"の商品。これまで幼児向けのゼリー商品といえばカップ型で誰かがスプーンで赤ちゃんに食べさせてあげるタイプが主流で、赤ちゃんが自分で飲むことのできるチアパック形態の商品は市場になかった。その「やさいジュレ」の開発者が、森永乳業の長谷川舞さん。同社の乳幼児向け製品のコンセプト開発から、市場分析、販売方針の策定、PRにいたるまでのマーケティングを担当している。

ありそうでなかった商品と言えるが、そのアイデアは海外のベビー市場から出てきたと長谷川さんは言う。「海外ではパックタイプの商品が中心なのに、日本ではカップタイプが圧倒的に普及している点を不思議に感じました。カップを使っているママたちは何か不満を持っていないのか、その人たちの生活を知ろうと思ったのがきっかけです。その中で、商品ターゲットとしている1 ~ 2歳頃というのは、自分で食べたり、飲みたい衝動が生まれてくる頃ですが、スプーンを使って上手く食べられずこぼしてしまうなどママたちの負担が多い状況が見えてきました。それを解消したいと企画したのが、この商品でした」。

当時市場になかった商品のため …

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