中村氏が現職に就任したのは今年1月。グループの総合展示会「キヤノンエキスポ」など全社イベントを管轄する部門と宣伝制作部門を統合した「宣伝企画部」が新設されたタイミングだった。キヤノン販売(現・キヤノンMJ)への入社後は、半導体製造機器を扱う部門に配属。2001年にコミュニケーション部門に異動、ブランドマネジメントのガイドライン策定に参画してから、メディアプランニングやイベントプランニングなど、コミュニケーション関連業務に携わってきた。
「ターゲットインサイトを起点に、メッセージを効率良く届けるためのチャネル選択と、心を効果的に動かすためのクリエイティブを並行して考える。宣伝企画部は、コミュニケーション戦略全体を語れる "ストーリーテラーの集団"になりたい」と話す。
現在は、競争が激化しているデジタルフォト領域でのプレゼンスを高めるべく、「カメラ」や「プリンター」のシェアトップを実現するプロモーションを強化している。
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