社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学びます。
杏林製薬
1923年創業
創業者の荻原廣氏が、関東大震災の余よ 燼じんの中、前身となる東洋新薬社を設立。医療ニーズに応える価値の高い新薬を継続的に提供する新医薬品事業を中核に据え、健康関連事業を複合的に展開。創業100周年を迎えた2023年度にグループ体制を刷新し、商号をキョーリン製薬ホールディングスから変更。従業員数は2138人(2023年3月末時点)。
杏林製薬は2023年6月16日に創業100周年を迎えた。
周年期間は2023年4月からの一年度に設定し、スローガンは「健康への願いを次の100年へ。」。
「『健康を基軸としたこれまでの感謝と将来に向けた飛躍』というコンセプトのもと、100周年はゴールではなく、私たちにとっての“新たなスタートライン”であるという決意を込めました」と話すのは、経営企画部広報・IRグループの宇井綾子氏。
100周年イヤーの始まりとなる2023年4月には、キョーリン製薬ホールディングスから杏林製薬へと社名を変更した。
スタートラインを体現した広告
商号変更を伝える新聞広告では、国立競技場のスタートラインで…
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