日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

自治体広報の舞台裏

裂固&呂布カルマ起用 ラップで若年層に大垣の魅力を伝える

小島大知氏(岐阜県 大垣市 都市プロモーション室)

自治体の広報担当者に、実施した広報施策の背景や効果をヒアリング。自治体における広報の役割について探ります。

大垣市では、市が持つ魅力をより広く発信することを目的に、インフルエンサーの活用に注力しています。当市ではこれまで若い世代を対象としたプロモーションを長らく実施できていなかったため、起用するインフルエンサーを検討する際は、若年層への訴求力を意識したキャスティングを行っています。

2023年の4月には、ヒップホップ アーティストである泰斗a.k.a.裂固さんによる書き下ろし楽曲「OGK State of Mind」を活用したプロモーション動画を制作。このプロモーション動画は、YouTubeを含むSNSを活用して発信することを前提としていました。SNSという大垣市を知らない人もいる場において、多くの人に興味を持って見ていただきたい、魅力を存分に伝えたいという思いを実現するために、歌詞に多くの情報を組み込むことができるラップを活用したミュージックビデオ風の動画をつくることに決定。ヒップホップ界で大きな人気を誇り、大垣市と縁の深い泰斗a.k.a.裂固さんにコラボレーションをお願いすることにしました。また、同時期に同じくヒップホップ界の大物である、呂布カルマさんの自作ラップによるショートアニメーション動画「カモン大垣 feat.呂布カルマ」も公開しました。

動画に対しては各方面から好意的な反応をいただいており、市民や視聴者の方からの反響はもちろん...

あと64%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

自治体広報の舞台裏 の記事一覧

裂固&呂布カルマ起用 ラップで若年層に大垣の魅力を伝える(この記事です)
シビックプライドを醸成しファンとまちの未来の価値を共創する
県庁に動画・放送スタジオを開設 約3年間で5000本以上の動画を制作
専門組織の創設でクリエイティブの質を向上 神戸市の広報戦略
コンテンツとしての面白さを誘客につなげる 「新幹線駅開業」「映画公開」を軸にPRを推進
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する