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「生成AI」の使い方

段階的な試験運用を重ね全社へ公開「Benesse Chat」

「Benesse Chat」(ベネッセホールディングス)

日本国内でも組織として生成AIを導入し、業務に活用している企業・官公庁の事例が見られ始めている。広報・PR業務での活用はもちろん、社内で安全に活用されるための啓発や利用促進といったコミュニケーションも、広報が担う役割となりそうだ。

   
概要 Microsoft Azure上で独自システムを開発
主導部門 インフラソリューション部
プロジェクトメンバー数 4人

ベネッセホールディングスは4月14日、グループ社員約1.5万人に向け、社内AIチャットサービス「Benesse Chat」の提供を開始した。「Benesse Chat」は日本マイクロソフトの Microsoft Azure上で提供するAzure OpenAI Serviceを活用し、セキュリティに配慮した二次利用が行われない形で、ベネッセホールディングスのインフラソリューション部が内製した。

2022年11月にOpenAI社からChatGPTがリリースされ、同社では今年2月頃には自社での活用を検討開始。3月に開発を行い、4月の頭にはテスト版が完成。まずはインフラソリューション部に所属する100人がテスト利用し、その後さらにもう100人がテストするなど、段階的に試験を行った上でグループ全体へ...

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