デジタルネイティブとされている20代の若者はいま、何を考え、どのようにSNSを利用しているのだろうか。20代3人による座談会を開き、SNSの利用目的やSNSに求める情報について聞いた。
A:みなさん、日常的にSNSを利用していると思いますが、主にどのような用途で利用していますか。
B:飲食店を探す時には、特にInstagramをよく使いますね。最近ではTikTokを使うこともあります。
C:同じく、ご飯を食べに行く時は、まず行きたい場所や食べたいものを「#〇〇」で検索します。
A:「〇〇グルメ10選」など、飲食店の情報がまとめられている投稿は多数存在しますよね。
C:そうですね。場所や食べたいものを調べてから「ここいいな」と思った飲食店を再度「#店名」で検索し直しますね。ただ、その飲食店の公式アカウントにたどり着いた時に、情報が少ないとがっかりしますね。
飲食店の公式情報、何を見る?
B:店内の様子や料理、メニューや予算などの情報が公式アカウントに載っていなければ、他の人の投稿に戻ってしまいますね。
C:コロナ禍のいま、営業日や営業時間などを定期的に更新して、分かりやすい場所に記載してあると、親切だなと思います。
A:最近では、SNSに予約サイトのリンクが貼ってあったり、DM*から予約を受け付けていたりする飲食店もあるので、公式アカウントだけで情報収集から予約まで完結できるとよいですね。
B:私は、飲食店で“何を食べられるか”ということに加えて、“何ができるか”ということも重視しています。店内でどんな写真が撮れるか、他店とは違う何か面白い仕組みがあるか、とか。他にも記念日にケーキやおしゃれなデザートプレートを出してもらえるかなど、どのようなサービスが受けられるかも知れると嬉しいです。「推し活」で飲食店を利用する際、推しのグッズなどを店内に置いて撮影することがあるのですが、その推しがいかに“映える”かを意識しています。
似合う服をSNS上で見つける
A:それでいうと、ライブやイベントに行く時「#推し色コーデ」などを検索してコーディネートの参考にしませんか?
B:します!ライブ以外でも自分のコーディネートを決める時や、友人と服装を合わせる際に「#シミラールック」...