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大学広報最前線

「女子が多い工科系大学」ブランドへ 学生広報アンバサダーの活躍がカギ

芝浦工業大学

強化している広報ツール、広報体制などを各大学の広報担当者に直撃。研究機関としての魅力、SDGsや地域社会への貢献、動画を活用した入試広報など、大学広報の今に迫ります。

DATA
創立年 1927年
学生数 約9500人
本部 東京都港区芝浦
広報体制 8人(全員で全業務をシェア。メイン担当は、取材・プレスリリース・ニュース原稿担当:5人、広報誌担当:1人、大学ウェブサイト担当:3人、SNS担当:5人、海外向け広報担当:1人)
※入試広報は入試部入試課が担当

芝浦工業大学 企画広報課では、近年、注力すべきテーマとして「理工系分野における多様性の推進とジェンダーギャップ・バイアスの解消」を挙げています。「教育も研究も、ダイバーシティの中でこそイノベーションが生まれる」という考えのもと、現在の学部女子学生比率18.7%から、設立100周年を迎える2027年には30%以上へと引き上げることを目標としています。

その一環として、2022年3月8日の国際女性デーには、女性の理工系分野への進出増加を願う意見広告を出稿しました。企画段階からSNSでの展開を想定し、拡散されることを狙っていましたが、SNS上では本広告に賛同する声が多く、「非常に印象に残った」「さすが我が母校」「無意識にもっているジェンダーギャップに、はっとさせられた」といったリプライが多数つきました。

「Buzzfeed」にも紹介され、インフルエンサーに広がるなど、当初想定した以上に世の中へ伝わったようです。最終的に、Twitterのインプレッションは約8万と、通常の投稿よりはるかに多く...

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