メーカーの皆さんは自社の商品を小売業に提案をする際に、自社のブランドの説明や取り扱い条件などの他に、商品が並ぶ売り場や売り方の変化をどう意識しているでしょうか? この数年の変化を捉えると共に、今の時代の小売業のインサイトから「3つのポイント」を解説します。
2020年に始まったコロナ禍は、世界中の人たちの暮らしを一変させ、今なお様々な産業においてその影響を残しています。生活者のライフラインを担う小売業においても、この期間の苦難を乗り越えて現在の姿があります。当時は感染対策をはじめ、売り場づくりや売り方に様々な対応や工夫が見られました。現在はコロナ禍の前に戻ったものや、新しい買い物習慣として変化したものもあります。そうした変化の中で、これからのメーカーの提案活動におけるポイントを整理したいと思います。
コロナ禍が過ぎてアフターコロナやニューノーマルと言われる時代、小売業の売り場や売り方はどのように変わったでしょう?メーカーの営業の皆さんは、自社の商品が販売される店舗や売り場を見て、そこに変化や課題を見つけることができているでしょうか?「特に変わった印象を持たない」「既にすべてがコロナ禍の前に戻っている」...
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