2023年10月から開催されている「ちいかわ」と東京スカイツリーのコラボイベント「ちいかわ☆星ふるスカイツリー®」。世界一の高さゆえの眺望の良さやカフェ、ライティングなどの強みを活かした本企画について、東武タワースカイツリーの山田 央氏に話を聞いた。
「ちいかわ」は、2020年からX(旧Twitter)で漫画連載を開始した人気の作品だ。イラストレーター・ナガノが手掛けた本作品は、フジテレビ系列『めざましテレビ』内でアニメが放映されるなど、人気を博している。
スカイツリーならではの8つのコンテンツを提供
そんな「ちいかわ」と東京スカイツリーのコラボイベント「ちいかわ☆星ふるスカイツリー®」が2023年10月から開始している。注目すべきはその施策の多さ。展望台だけで6つ、特別ライティングや館内スタンプラリーも合わせると来場者は8つのコンテンツを楽しむことができる。「キャラクターコラボに注力し始めたのは約8年前からです。その時から、スカイツリーから見える『景色』以外の新しい価値を創出することを意識しています」と話すのは東武タワースカイツリー 観光営業部の山田 央氏。
展望台の展示・特別上映


©nagano / chiikawa committee ©TOKYO-SKYTREE
展望台内では7つのスポットに展示やフォトスポットを設置。そのほか、展望フロアの窓のパノラマスクリーンでは「ちいかわ」アニメ第1~5話を上映(2枚目)。夜景とともに作品を楽しむことができる。
スカイツリーといえば、世界一の634mの高さによる眺望の良さを思い浮かべる人も多いだろう。しかし展望台にあるカフェやグッズショップ、複合商業施設「東京ソラマチ」など、景色以外の魅力もある。そこで本施策では、館内全体を使って、展望台内の展示装飾やフォトスポットも設置。「SKYTREE CAFE」でのコラボメニューの提供、オリジナルグッズ販売や地上350mの窓に設置されたパノラマスクリーンでのアニメ上映も実施した。
加えて、「ちいかわ」内のキャラクターたちと写真撮影ができるフォトサービスや特別グリーティングも行った。また、前述したようなスタンプラリーのポイントを「東京ソラマチ」内にも設置することで、施設全体を活用した体験を提供できたのだという。
コラボメニュー

©nagano / chiikawa committee ©TOKYO-SKYTREE