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業界トピック

サステナブルな社会の実現のため 続々と切り替わるパッケージ

編集部に届くニュースリリースから、業界の動向を編集部が紹介します。

    POINT

    ①ロングセラーブランドも切り替えが進む

    ②目下の課題はプラスチックの削減

    ③ユーザービリティとの両立が求められる

多くの企業がSDGs(持続可能な開発目標)で設けられたゴールに向けて取り組みを進める中、ロングセラーブランドのパッケージにも大きな変化が起きている。

今年3月だけでも、ファンケルのスキンケアブランド、GSKコンシューマー・ヘルスケアの「シュミテクト」、パナソニックの「エボルタ」など、名のあるブランドのパッケージ変更が発表されている。

いずれもプラチック削減を目指しており、FSC認証を受けた紙などが使用されている。このように、サステナブルなパッケージへの変更は進んでいるが、ただ変えればよいわけではない。コーヒーチェーン店がFSC認証紙製のストローを導入した際、顧客から賛否両論の声があがったように、顧客視点での使いやすさなどユーザービリティにも配慮しなければならない。

ファンケルがスキンケア製品のパッケージを切り替え
環境に配慮したFSC認証紙に

ファンケルは3月27日、ドラッグストアやコンビニエンスストアなどで卸販売している「マイルドクレンジング オイル」をはじめとしたスキンケア製品の専用パッケージを3月下旬から順次、従来のプラスチック製からFSC認証紙に切り替えると発表した。

対象製品は6品目(全9種類)で、今回の切り替えにより年間のプラスチック使用量は、約92トンを削減できる見込み。もともと同社では、2018年にサステナブル宣言「未来を希望に」を策定して以後、その中の重点テーマのひとつに環境を設定。企業活動の...

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