編集部に届くニュースリリースから、業界の動向を編集部が紹介します。
コロナ禍で加速する「新業態」新しい事業の柱は生まれるのか?
POINT
①各社コロナ禍による既存事業の見直し
②変化した生活者に合わせた新業態
③一つの事業だけに頼らない経営を目指す
コロナ禍によって従来の業態に大きな影響が出たため、新しい業態を始める企業が増えている。特に外食産業は、在宅による中食が増加したため、消費者の生活に合わせた対応を行っている。ゴーストレストランやテイクアウト専門店といった、店舗内での食事を前提としない変化や、従来提供している商品ではテイクアウトなどに対応できないため、取り扱う商品自体を変えている企業も多い。
中でも、参入障壁が低い、鶏肉を使用した業態が増えている。2018年からワタミが「から揚げの天才」を展開し、7月に100店舗を超えた。すかいらーくグループの「から好し」、アークランドサービスホールディングスの「からやま」と「からあげ縁」、モンテローザの「からあげの鉄人」など、コロナ禍によって続々と参入している。
各社新しい事業の柱を模索している中、どのように定着していくかに注目だ。
鳥貴族グループ 新業態 チキンバーガー専門店 朝の時間帯にも対応
鳥貴族ホールディングスの子会社であるTORIKI BURGERは、国産食材100%でつくるチキンバーガー専門店「TORIKI BURGER(トリキバーガー)」の1号店を、東京・大井町店に8月23日にグランドオープンした。コロナ禍により居酒屋が苦戦していることから、朝の時間帯にも対応する新業態を始めた。
トリキバーガーや焼鳥バーガー、つくねチーズバーガーなどの従来の鳥貴族事業で培った強みを生かしたバーガーのほか、サラダチキンやチキンカツ、チキン南蛮、ヤンニョムチキンといったさまざまなチキンバーガーをラインナップ。また、ベーコンエッグやたまごロール、あんバターロール、コロッケバーガーなど、モーニングメニューも充実させている。
ランチ...