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レジ袋有料化で加速する 小売りのサステナビリティ

レジ袋辞退率80%超え 「笑いの力」で分かりやすく伝える

イオン×吉本興業「みんなで #マイバッグ キャンペーン」

1991年からレジ袋の削減に努めてきたイオン。7月の有料義務化に先駆けて、お笑いコンビ・ミルクボーイを起用した動画を公開。店頭サイネージでも放映し、環境の問題を親しみやすく伝えた。

イオンは4月20日、全国のグループ店舗で「イオン×よしもと みんなで#マイバッグ キャンペーン」をスタート。SDGsの認知度向上に力を入れている吉本興業と連携して、PR動画の制作やオリジナルマイバッグの販売を行った。

長期的な活動で辞退率向上

イオンは、1991年から「買物袋持参運動」を通じて環境保全に取り組んできた。2020年4月には、7月の有料義務化に先立って、総合スーパーの衣料品や日用品売り場も含むすべての売り場でレジ袋の無料配布を終了。さらに都市型小型スーパーの「まいばすけっと」やドラッグストアの「ウエルシア」にも対象を拡大した。

長期的な活動の成果もあり、グループ全体でのレジ袋辞退率は2017〜2018年が約65%、2019年は約75%と高水準で推移。2020年4月の無料配布終了店舗の拡大以降も、グループ全体の辞退率は下がることなく80%超に達した。

「笑いの力」で分かりやすく

同社では、今回のレジ袋有料化を前に、店頭ポスターやPOPなどで買い物客への周知を強化してきた。それらの活動の大きな軸になったのが吉本興業と連携した「イオン×よしもと みんなで#マイバッグ キャンペーン」。吉本興業とは、以前からエンターテイメントやプロモーション活動などで協業していた。これを受け、レジ袋についても連携できることがないか2019年からキャンペーンを計画した。

第1弾は、お笑いコンビ「ミルクボーイ」が出演するPR動画...

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