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レジ袋有料化で加速する 小売りのサステナビリティ

環境省「レジ袋チャレンジ」でマイバック利用率6割目指す

環境省

環境省は6月25日、レジ袋の有料化に合わせて啓発キャンペーン「みんなで減らそう レジ袋チャレンジ」を実施。店頭告知用のPR動画や店内放送などの素材も提供している。

6月25日の発足式に出席したトラウデン直美、小泉進次郎環境大臣、西川きよし、さかなクン(左から)。

環境省は6月25日、レジ袋有料化を前に“〜プラスチックゴミ削減に向けて〜「みんなで減らそう レジ袋チャレンジ」”の発足式を実施。一人ひとりのライフスタイルの変革を目指すキャンペーンで、式には小泉進次郎環境大臣と、「環境省 プラごみゼロアンバサダー」のさかなクン、トラウデン直美、西川きよしが登壇した。

小泉大臣はレジ袋有料化の背景として、日本のプラスチック廃棄量は世界の主要な地域・国の中で米国に次いで多いことや、世界60カ国以上ですでにレジ袋に関する規制が設けられていることなどを説明。「プラスチックゴミは年間800トン以上が海に流れ込んでいます。今のままでは、2050年には海の中のプラスチックごみが魚の量を上回ってしまいます」などと危機感を示した。

有料化の対象は「レジ袋を扱う小売業を営むすべての事業者」。主な業種が小売業ではない事業者(製造業やサービス業)も、事業の一部として小売業を行っている場合は対象になる。小泉大臣はこれらの企業の協力を得ることで「マイバッグ利用率を、現状の3割から2020年12月時点で6割まで増やす」と目標を語った。

7月1日には特設ウェブサイトもオープン。サイト上で、環境省とともに消費者に呼びかける事業者や団体を募集している。登録すると、店頭などでPRするための動画や店内放送などの素材が提供されるという。

小泉大臣は「本キャンペーンを通して生活者の方にプラスチック問題に目を向けていただき、ともに地球規模の問題を解決していきたい」と意気込んでいる。

6月26日からテレビCM「レジ袋チャレンジ」編(15秒)を全国で放映。7月3日からはJR山手線のADトレインも実施している。

レジ袋有料化の背景を説明する小泉大臣。トラウデン直美は洋服の購入時などに使用しているマイバッグを紹介した。

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