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レジ袋有料化で加速する 小売りのサステナビリティ

138店舗で「読むレジ袋」を配布 10分弱で予定枚数終了の作品も

ローソン×メルカリ「読むレジ袋」

ローソンとメルカリは7月に開始したレジ袋有料化を前に捨てられてしまうレジ袋に付加価値を与える取り組みを実施。ナチュラルローソン138店舗で、小説が印字された「読むレジ袋」を配布した。

伊坂幸太郎氏、吉本ばなな氏、筒井康隆氏の小説が印字された。伊坂氏の『いい人の手に渡れ!』は、父親が息子をつくり話で楽しませながら、不用品を出品するストーリーだ。

ローソンとメルカリは6月24日から26日までの3日間限定で、全国のナチュラルローソン138店舗にて、伊坂幸太郎氏など3人の小説が印字された「読むレジ袋」を配布した。コンビニのレジ袋に付加価値を与え、海洋汚染などが問題視されているプラスチックとの向き合い方を考え直すきっかけをつくった。

普段意識しないモノの価値

「読むレジ袋」にはメルカリが2020年4月28日から6月30日まで実施したプロジェクト「モノガタリby mercari」で連載された小説を印字。同プロジェクトは、「すべてのモノには物語がある」として、「モノ×物語」をコンセプトに、著名な作家10人が小説を執筆したものだ。今回、その中から伊坂幸太郎氏、吉本ばなな氏、筒井康隆氏の小説が選ばれてレジ袋となり、各日限定でそれぞれ配布された。

店舗では、店員との接触を避けるため、レジ横のスペースなどに設置した専用のブースから来店者自らがレジ袋を取る仕組みとした。また...

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