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築地仲卸三代目主人が語る 築地市場移転問題と水産資源保護

築地市場移転問題

1935年、いまから80年ほど前に開設された築地市場の移転問題。同市場で仲卸を営む生田與克氏の目には何が映っているのか。移転の経緯や課題をまとめた。移転以上に、日本の水産業が直面している課題もある。

諸外国では、総漁獲可能量を定めた上で、さらに漁業従事者や漁船ごとに漁獲量を割り当てるIP方式を採用している。結果、単価の高い魚を売るようになり、産業が潤っているという

HACCP 対応義務化へ 対応厳しい築地市場

魚市場と言われたら、思い浮かべるのは「築地市場」という向きは多いのではないだろうか。それだけ、中央卸売市場と言えば築地、というイメージは浸透している。

長い歴史を持っていそうだが、開設は1935年(昭和10年)。いまから80年ほど前だ。「歴史だ、伝統だと言う方もいますが、そんなに長いわけでもないんですがね」(関係者)

その築地市場を移転しよう、という話が持ち上がったそもそもの発想は、「食の安心・安全を守ろう」というものだった。

「戦前の建物なので、老朽化は著しいところまで来ています。そうでなくとも、開放型の市場というのがもう時代遅れ。屋根と柱があるだけで鳥やらネズミやら、ネコが入ってくる。『食の安心』というなら、そこでアウトでしょう」と話すのは、築地魚河岸仲卸「鈴与」の三代目、生田與克氏だ。東京都月島生まれ。1981年に暁星高等学校を卒業後、家業を継いだ。

「皆さん、市場と言ったら築地でしょう、思い描くのは …

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