VRを使って、ファッションブランドの世界観を表現。それは、リアル店舗やECでは提供できない「体験」となる。「VRにしかできないこと」の追求が、新たな市場をつくり出す。
伊勢丹新宿店で2016年8月、これまでにない試みが行われた。本館2階の一角に、VR(仮想現実)を用いたショッピング体験コーナーを設けたのだ。
用意されたヘッドセットを装着すると、眼前にはファッションブランドの世界が広がる。仮想空間に浮かび上がった服は、生地の質感やディテールを精緻に再現しており、詳細なデータや着こなしたイメージも表示する。来場者はリモコンを使って操作し、気に入ればその服を購入できる。
このVRサービス「STYLY(スタイリー)」を開発したのが …
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