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琴欧洲の「お気に入り」海外観光客に教えたい日本の魅力

琴欧洲親方

ブルガリア共和国から単身で日本の相撲界に入門。目覚ましい活躍の後、3月からは親方として新たなステージに立った、琴欧洲さん。日本で見つけたお気に入りの物や場所を教えていただきながら、他国にない日本のサービスの魅力や海外観光客に勧めたいものについて伺いました。

2メートルを超える長身の琴欧洲親方。写真は後進を育てている佐渡ヶ嶽部屋の土俵にて。

外国人にも親身な接客が嬉しい

─普段の生活の中では、どのような買い物をしていますか?

現役を引退してからは、だいぶ生活が変わっています。朝は、若い人たちと同じ時間に起きて、指導をしなくてはいけませんから、大関として相撲を取っている頃より起床時間が1時間半ほど早くなりました。相撲を取らない分、緊張感はありませんので、心身は今の方が楽です。食事もそれほど多く食べられなくなりました。普通の量で十分です。

相撲部屋では、朝5時に起きて、6時から11時ごろまで稽古をします。それからお風呂に入って、ご飯を食べて、床山さんに髪を結ってもらって、1~2時間ほど昼休み。16時からちゃんこを作って食べて、片づけなどが終わるのは19時ぐらい。その後、22時半の門限までが自由時間です。緑豊かな住宅地にある佐渡ケ嶽部屋の周辺に、出歩いて遊ぶ場所は全くありません。東京まで行って帰ってきたら、それだけで時間が終わってしまう。だから、みんな部屋で過ごすことが多いですね。

年に一度あるかどうかですが、家電製品を見るのが好きです。買い物をする際は、いくつかウェブサイトで調べてからお店へ行きますが、日本語は難しい。私のような不慣れな人向けにも、わかりやすくつくってあるといいのに。

結局、家電量販店の店員さんに聞くことになります。親身になって話を聞いてくれて、客の立場になってよく考えながら質問に答えてくれたり、一緒になって商品を探してくれたりします。海外では、事務的な対応だったり、ぶっきらぼうだったりすることも珍しくない。そういう意味でも日本ではほとんどの店員さんにプロ意識があると思います。日本のサービスは、本当に素晴らしいと感じます。

洋服は、普通のお店には自分のサイズの服が売っていませんから、なかなか手に入りづらい。子どもの物は奥さんに選んでもらいます。

自分でよく買いに行くのは、食べ物。美味しい物がたくさん並んでいる「デパ地下」が好きです。松戸や柏のデパートへ行っては、その時の気分でお惣菜をいろいろと選んで、家族の分も含めて買って帰ります。

─来日当初の日本の印象や生活はいかがでしたか?

来日したのは2002年。それ以前は日本について、故郷のブルガリアでテレビのドキュメンタリー番組に出てくる映像で観ていた情報しかありませんでした。新宿のように高層ビルが連なっていて、人が多くて、ネオンが輝いている繁華街という印象が強かったです。だけど実際に日本へ来てみたら、佐渡ケ嶽部屋の周りにも、両国の辺りにも、そうした風景は全くない。ここは、本当に日本か?と、頭の中にクエスチョンマークが浮かびましたね。

入門当時は、まずお店に入るお金がありません。コンビニへ行ってジュースを買うだけでいっぱい、いっぱい。先輩方に食事に連れて行ってもらうこともあるのですが、最初は日本語も分からないし、日本食にも馴染めなくて苦労しました。でも、ラーメンだけは、初めて食べた時からとても美味しかった。今も変わらずに、ラーメンが最も好きな日本食。旅先で、各地のラーメンを食べるのも楽しみです。中でも ...

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