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ワールド・レポート

スパイクスアジア2016 注目受賞作をピックアップ

9月21~23日の3日間、シンガポールのサンテックシティで「スパイクスアジア(Spikes Asia festival of Creativity)2016」が開催された。計20部門に、アジアパシフィック地域から5132点(昨年は4351点)の応募作品が集まり、562点が受賞を果たした。ここでは、5つの部門でそれぞれグランプリを獲得した事例を紹介する。

01 モバイル部門 グランプリ
世の中のムードに合わせて、お菓子の値段が変わる!?

マース
「HUNGERITHM」

ヨーロッパのEurobest(ユーロベスト)、中東のDubai Lynx(ドバイリンクス)と並び、カンヌライオンズの地域版フェスティバルとして開催されるスパイクスアジア。今年は、昨年から781点増の5132点の作品が集まり、20部門で計562点が受賞を果たした。

博報堂ケトルの木村健太郎氏が審査員長を務めたデジタル・デジタルクラフト・モバイルの3部門のうち、モバイル部門のグランプリを受賞したのが、菓子メーカー大手・マースがオーストラリアで展開した「HUNGERITHM(ハングリズム)。「ヒューマニティ」「デジタル・ドリブン/モバイル・ドリブン」「How it works」の3つを基準に審査を行った結果、他作品を抑えて圧倒的な高評価を受けたという。

これは、SNS上でつぶやかれているワードを、MITと共同開発したアルゴリズムを活用してリアルタイムに分析し、社会の空気のポジティブ/ネガティブ度を数値化、「怒り」の数値が高まると、セブン-イレブンの店頭でスニッカーズの値段が下がるというキャンペーン。1日に1万4000もの投稿を分析し …

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