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なぜ、あの会社の株は選ばれるのか?

ITサービス・コムチュア会長は「トップ自ら歩くIR」

櫻井英明(ストックウェザー・兜町カタリスト編集長)

機関投資家だけでなく、"ファン株主"を得たいという企業が増えています。本連載では、個人投資家向けに株式の評論を行う櫻井英明氏が、マーケットで選ばれるIRコミュニケーションの秘訣を読み解きます。

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IRフェアなどのブースでトップ自ら話すのは珍しい。1日9~10回のミニ説明会は常に満席。

IR関連の業務でかなりウェイトを占めるのが経営トップの思考や未来像を正確にマーケットや投資家に伝達する作業。ルーティンの数字発表や中期計画の紹介以上にIR担当者の時間と労力をかけなければならない部分であることはIR担当者自身が感じていよう。

創業トップが率先してIRを牽引しているのがコムチュア(3844)。同社は企業向けのソフトウェアやITサービスが中核。わかりにくい業容ではあるが、ソフトウェアを含む情報サービス産業の市場規模は約20兆円。企業の設備投資意欲の高まりとともに同社の業容も成長している。特にクラウドやモバイルという目に見えない分野を取り扱っているだけに、まずは会社の概要を知ってもらうことが「始めの一歩」。HPやIR説明会を駆使した同社の姿勢に学ぶべき点は多い。

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