[SEMINAR DATA] | |
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ゼミ名 | 三井雄一ゼミ |
設立 | 2019年 |
学生数 | 2年生:17名 3年生:15名 4年生:13名 |

西南学院大学 商学部経営学科
三井雄一准教授
大阪市立大学商学部卒業。大阪市立大学大学院経営学研究科前期博士課程修了。大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程修了。博士(商学)。清泉女学院短期大学助教、九州産業大学助教、講師を経て2019年より現職。専攻はマーケティング論、広告効果論。
実践的なプロジェクトを通して社会との接点を学ぶ
西南学院大学商学部では、2年次からゼミに所属する。経営学科の三井雄一ゼミのテーマはマーケティング。プレゼンテーション大会や産学官連携活動を通し、理論と実務の接点を学んでいく。
2年生の間は、年に2回のプレゼンテーション大会への参加を通して市場調査の手法を身に付ける。前期は与えられた課題について適切な調査手法を組み立て、分析して発表。後期には、大学対抗マーケティング大会「P-COM」に参加する。
「P-COM」とは実際の商品企画とECサイトでの販売を通し、その提案内容と販売実績を競う大会で、2022年度は6大学19チームが参加した。1チーム50万円の予算内で、交通広告や新聞チラシの出稿、YouTuberとのタイアップなど、定めたターゲットに即した広告宣伝、販促活動を実施。デザインなども自分たちでつくるという。
そして3年生になると、全てのプロジェクトにおいて民間企業および行政と連携。キャニオンスパイスやCCCと連携したカレーの商品開発や、TSUTAYA福岡西新店の改装プロジェクト、沖縄県北谷町の観光誘致企画など、1年間で少なくとも2つの企画に取り組む。いずれもイベント運営や商品開発、SNS運用など、社会への実装が大きなテーマだ。
学生には、ロジカルであることを大切にするように伝えていると三井准教授は話す。それはプレゼンテーションや議論における考え方だけの話ではない。
「企画提案を行うとき、アイデアやセンス、ひらめきといった力が求められます。では、“センスがない人”が企画提案やクリエイティビティを発揮できないかといわれるとそうではありません。“向こう岸に渡るため、センスがジャンプ力だとしたら、可能な限りロジックで橋を架けて近づいていって、最後にジャンプをすればいい...