広告マーケティングの専門メディア

           

一生、衰えない「企画力」の鍛え方

人の心を動かす企画のために「心を動かされること」に敏感に反応

小島翔太氏(博報堂)

どこからそんなアイデアが生まれたのか?前例のない企画を発想し、さらに実現にまで導く3人に話を聞いた本特集。本記事では、SNS起点の話題の企画を次々と成功させる、博報堂で活躍する若手クリエイター、小島翔太氏を紹介します。

博報堂 アクティベーションプラナー 小島翔太氏
1989年生まれ。2012年博報堂入社。デジタル、CMに関わらず人が反応したくなる企画を行う。どん兵衛「どん兵衛ポエム」「どんぎつね写真集」、ロッテクーリッシュ「クールクーラークーリッシュ」、資生堂レシピスト「たおりゅう」、大塚製薬カロリーメイト「部活メイト」など。TCC新人賞。

情報収集は専らSNS 良いものが現れることが利点

資生堂「recipist」の土屋太鳳さんと横浜流星さん扮する同棲カップルが日常を綴るInstagramアカウントのように仕掛けられた『たおりゅう』や、ロッテ「クーリッシュ」の竹内涼真さんに惚れられまくる"逆"恋愛シミュレーションゲーム『ときめきクーリッシュ』、日清「どん兵衛」の『夏どん』『どん兵衛ポエム』など異色で話題性のある企画を生み出し続ける博報堂の小島翔太氏。同氏はどのようなインプットから、こうした発想を生み出しているのだろうか。

一番の情報収集源はSNSだという小島氏。「特にTwitterは、みんながコピーを書いているような状態の場。ユーザーが良いと思う感覚とその人のクリエイティビティで投稿が生まれている。さらにSNSの良いところは、他のユーザーが良いと思ったものはわざわざ探さなくともリツイートで回ってくるので、勝手に自分のタイムラインに流れてきます。タイムラインを見ながら、ユーザーが面白いと感じることと自分が面白いと感じることの間に違いはないか。その感覚を掴むようにしています」と話す …

あと64%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

一生、衰えない「企画力」の鍛え方 の記事一覧

「自分にはセンスがない」?日常の分析と仮説から生まれる企画力
人の心を動かす企画のために「心を動かされること」に敏感に反応(この記事です)
常に頭の片隅に仕事を置いておくことで 生活で気になったことがアイデアの種になる
宣伝会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する