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一生、衰えない「企画力」の鍛え方

常に頭の片隅に仕事を置いておくことで 生活で気になったことがアイデアの種になる

松川貴明氏(スシローグローバルホールディングス)

前例のない企画を発想し、実現に導いた3人に話を聞いた本特集。本記事は、2019年夏に話題となった「スシロートレイン」の企画の仕掛け人、スシローグローバルホールディングスの松川貴明氏に企画力の鍛え方を聞きます。

スシローグローバルホールディングス コミュニケーション企画推進部 販促課 松川貴明氏
広告デザインの専門学校を卒業後、ヤラカス舘(現 YRK and)などでアートディレクターとして様々なジャンルの企業の広告コミュニケーションに携わる。2018年に表参道で開催したスシローカフェ部のポップアップショップに携わったことをきっかけにスシローへ入社。アートディレクターとしての経験を生かした新しい視点での企画を手がけている。

24時間企画だけを考えるより日常生活の中にヒントがある

山手線が大きな回転寿司になる「スシロートレイン」などスシローの「山手線全駅出店プロジェクト」キャンペーンを企画した松川貴明氏。広告会社出身で、スシローグローバルホールディングスに入社してからはまだ1年半だという。

松川氏は、広告会社2社にてデザイナー、アートディレクターを経て、2018年8月にスシローに入社。それゆえ経歴としては今回、初めて事業会社側でマーケティングに携わることになった。「まだ事業会社側での仕事に慣れたとはいえませんが、企業理念といった根本から会社全体を見るようにするなど、自分の仕事の領域だけに集中しすぎない視座を持つようにしています」。

事業会社側に転職した松川氏は、現在どのように情報収集をして、企画を立てているのだろうか。松川氏は「あまり情報を収集しようと意識せずに普段の生活で、生活者視点でメディアに触れるようにしています。特段、意識して見ているメディアもありません …

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