数々の野心な番組を作り、注目を集めてきた『情熱大陸』プロデューサーの福岡元啓氏。従来の枠に縛られないその発想力・決断力・行動力は、どのように生まれているのか?そして、メディアの今と未来をどう捉えているのかを尋ねた。

「情熱大陸の放送を補完するネットのチャンネルがあってもいいし、番組出演者が裏話を語るトークイベントを開いても面白い」とテレビの枠を超えた発想を持つ福岡氏。
17万DLを記録した番組アプリ
放送開始から今年で17年目、5月には800回の放送を迎えた人物ドキュメンタリー番組『情熱大陸』。
現在、5代目のプロデューサーとしてこの番組を率いているのが福岡元啓氏だ。10年秋の就任時は36歳、今年で40歳という若さながら、内容面でも技術面でも常に挑戦的な番組作りをすることで注目を集めてきた。
番組の製作総指揮者として、これまでに2度のギャラクシー月間賞を受賞しているほか、ドイツ・ワールドメディアフェスティバル金賞、ニューヨーク・フェスティバル2014のドキュメンタリー文化番組部門で入賞するなど国内外での評価も高い。
そんな福岡氏は、これからのメディアについてどう捉えているのだろうか ...
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