消費者にとって有益なコンテンツを継続的に発信しつづけていくことが、コンテンツマーケティング実践における課題。先んじて取り組んできたサイボウズ、コクヨ、日産自動車の3社に、その取り組みを聞く。
ネタ切れの心配はない
大槻▶ 当社では2012年、「サイボウズ式」というサイトを立ち上げました。自社のミッションを「世界中のチームワークを向上する」と捉え直したことから生まれたコンテンツです。サイトのキャッチフレーズは「『新しい価値を生み出すチーム』のための、コラボレーションとITの情報サイト」です。これまで一番反応が良かったコンテンツは、「男性学」を研究している武蔵大学の田中俊之先生と、当社社長の青野との対談です。“少子化が止まらない理由は、オッサンにある?”というユニークな視点が受け、ページビューは7万件に上りました。
佐藤▶ 自社の商品や取り組みを紹介する動画コンテンツサイト「コクヨチャンネル」を、“攻めの広報”の取り組みのひとつとして昨年から運営しています。商品の魅力を動画で紹介する「ザ・コクヨGメン」などのコーナーがあります。「コクヨチャンネル」の他にも各界で活躍する人たちが手書きの良さを伝える「てがきびと」といったサイトも運営しています。
中野▶ フェイスブックで「にっちゃん情報局」を、放送作家の鈴木おさむさんを編集長に ...
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