日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

REPORT

セガのSNSを活用した採用広報・マーケティングの裏側

山田 愛氏(セガ)

宣伝会議は2023年12月6日、宣伝会議リージョナルサミットを名古屋・ウインクあいちで開催した。本稿では、SNSを活用した採用活動に関する講演をレポート。Xの公式アカウントフォロワー数約55万のセガが、投稿のポイントや反響を紹介した。

「創造は生命」というグループバリューのもと、様々なゲームコンテンツやサービスを提供しているセガ。2012年に立ち上げたX(旧Twitter)の公式アカウントは現在、約55万のフォロワーから支持されており、ユニークな投稿内容が話題になることも多い。

Xをはじめとして、セガのSNS公式アカウントを10年以上にわたって担当しているのは、SNSの「中の人」こと広報部副部長・山田愛氏。メディア広報、社内広報に従事しながら、SNS上を通じた企業ブランドの向上や顧客との関係強化を行い、セガが運営する公式アカウントのアドバイザーも務める。山田氏は「製品をつくって終わりではなく、その先のお客様の笑顔をつくりたいという気持ちを、SNSでも伝えていきたいです」と話す。

「内定式」は「謎解き」
中の人である山田氏が人事担当者に「内定式ってなにやるんですか?」と聞いた会話を投稿。内定式で謎解きをしている様子を紹介した。内定者は、セガの社風や理念などを織り込んだ謎解きに取り組み、交流する。

SNSを採用広報に活用する

セガの採用活動では、新卒・中途ともにグローバルで活躍できる多様な人材の採用に注力している。「自社にカルチャーフィットする優秀な母集団の形成」を目標に、より多くの入社希望者の獲得を目指す。採用広報活動におけるSNSの有用性について、山田氏は次のように語った。

「就活生は『自分らしく活躍できる現場で働きたい』という志向が強く、企業を選ぶ上で...

あと68%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

REPORT の記事一覧

セガのSNSを活用した採用広報・マーケティングの裏側(この記事です)
ステークホルダーを巻き込み、社会を創造する「広報」と「広告」の新たな関係
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する