市区町村で発行している広報誌は今、どのような切り口で情報を届けているのか?同様のテーマを扱う広報誌から情報の届け方の工夫を探る。
被害シーンを表紙で再現、手口を解説
テーマ
次に狙われるのはあなたかも?
「広報くき」2023年7月号 埼玉県久喜市

同号では、自転車盗、侵入窃盗、特殊詐欺をまとめた防犯特集を行い、表紙には、久喜市の広報担当課職員とその祖母を、特殊詐欺犯と被害者の撮影モデルに起用した。「市内で被害数の多かった3つの犯罪について取り上げた。発行は7月の夏休み前。家を空けることが多くなることから、市民の防犯への関心が高まると考えて特集した」(久喜市市政情報課)。特殊詐欺については代表的な手口を4つに分けて解説。重要なことだけに絞り、イラストやグラフなどを使い目に留まりやすく視覚的にも分かりやすい紙面となるよう工夫したという。
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