リモートワークの浸透で、新たな価値づけが必要となっているのが「オフィス空間」。2020年12月、日立物流は本社内にステークホルダーとのコミュニケーションや協創を促す施設を設けている。リアルの場で交流できる機会をどのように活かしているのか?

物流センター内や、新幹線の輸送現場など、遠隔地の様子も、270度展開の大画面で体感できるシアター。白い壁が一瞬で巨大なバーチャル体験の場に変わる。

物流の領域を超えたサービス提供を目指し、協創の拡大を図る日立物流。その本社に「LOGISTEED CAFÉ」*という協創や発信のための施設がある。訪れるのは顧客である荷主や、パートナー企業、従業員、内定者、学生、メディアなど。ここには、物流に詳しくない訪問者も同社の事業や歴史について知ることができるサイネージのほか、ライブ配信やワークショップを行うスペースも備わり、新たな出会いが生まれている。
*LOGISTEEDとは日立物流のビジネスコンセプトで、LOGISTICSとExceed、Proceed、Succeed、そしてSpeedを融合した造語。
そして、ひと際目を引くのが、壁3面を使い大画面で物流現場をバーチャル見学できる「シアター」だ。「協創は突然生まれません。まずは互いをよく知る必要があります。迫力ある映像で物流現場を体験できる...