商業施設のオープンやリニューアルの際に発生する出店交渉や売り場づくり。出店後には各店舗に人気になってもらい、売上につなげることも重要なポイントだ。2024年4月、原宿にオープン予定の「ハラカド」には、他の商業施設では類を見ないような新たなお店の出店が目立つ。出店店舗をどのように決め、その出店したブランドをどのように人気にさせるのか、その戦略について東急不動産の城間 剛氏に聞いた。

「ハラカド」の外観イメージ。向かいに位置する東急プラザ表参道「オモカド」との共創的な展開も考えている。
様々な流行、新カルチャーの発信地となってきた原宿。2024年4月17日には新たな商業施設、東急プラザ原宿「ハラカド」(以下、「ハラカド」)の開業が発表されている。
「ハラカド」は文化創造・発信拠点をコンセプトに、「人々の感性を刺激する、新たな原宿カルチャーの創造・体験の場」の実現を目指す商業施設。地下1階から7階には、75店舗が出店予定だ。
施設全体にクリエイター志向を
開業前から注目が集まる同施設。出店店舗はどのように決めていったか、企画・販促をつとめる東急不動産の城間 剛氏に話を聞いた。
「もちろん話題を呼ぶために…
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