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新興ブランドの販促戦略

戦略的な店舗縮小で売上が約5倍に 都心部にしかオープンしない「旬八青果店」

左今克憲氏(アグリゲート)

2013年、東京・目黒に1号店をオープンさせた“都市型八百屋”「旬八青果店」が、2024年3月から店舗数を拡大していくと発表した。2019年に店舗数を縮小させていた同ブランドは、なぜこのタイミングで出店拡大することを再度選んだのか、その戦略についてアグリゲート 代表取締役の左今克憲氏に話を聞いた。

「旬八青果店」と店内POPの様子。産地と繋がっているからこそ伝えられる生産背景などを添えることで、野菜に値段以外の付加価値を付与することを意識。

都心部に7店舗を持つ「旬八青果店」は、「あなたにとってのおいしい青果を」をモットーに、野菜・果物、肉や魚、それらを使った「旬八弁当」を取り扱っている食料品店だ。

将来的な売上を見据えた一時的な店舗数の縮小

「旬八青果店」の特徴は、店舗が住宅やオフィス、飲食店が混在する山手線沿線を中心に存在していること。なぜ、このような地域に店をオープンするのか。出店戦略について、「旬八青果店」の運営会社アグリゲートの代表取締役 左今克憲氏はこう語る。

「『旬八青果店』は都市部に住む方の食生活を豊かにすることを目的にスタートした…

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