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シン・トップの現場力

改革は「得意を伸ばす」ことで実現する 会社の良さを知ることが、成長の第一歩

紫関 修氏(ウェンディーズ・ジャパン/ ファーストキッチン)

新しい時代における流通・小売・サービス業界で、自ら事業を牽引するキーパーソンに迫る本企画。第11回はウェンディーズ・ジャパン/ファーストキッチン代表取締役社長 紫関 修氏。数々の会社の経営企画に携わってきた同社・紫関氏の現場力に迫る。

他店とは一線を画すウェンディーズならではの強み

──ウェンディーズ/ファーストキッチンの社長に就かれたのは、2016年です。それまでは他社バーガーチェーンをはじめ、数々のサービス業で経験を積んできていらっしゃいます。ご経歴が特徴的な印象です。

大学を卒業して最初に就職したのがホテルでした。私は法学部を卒業したのですが、その当時、サービス業を志す学生はかなり珍しい存在で。

教授や先輩からも不思議がられていたくらいです。ですが、私はホテルが好きで。おもてなしや自分の行動でお客さまを笑顔にできる可能性があるサービス業が好きだったんですね。いろいろと選択肢はあったのですが、自分の好きなことを選んでキャリアをスタートさせました。

ホテルで勤務しているうちに、興味を持ち始めるようになったのが経営です。金融やマーケティングなど、ビジネスを行っていくにあたって必要なあらゆる分野を学びたくなりましたね。そこで米国に渡り、MBAを取得しました。さまざまな企業の経営企画に携わってきているという経歴です。

その後日本に帰国してからは、経営コンサルタント、日本マクドナルド、ゴルフパートナー、ゼビオ、フレッシュネスを経て現在のウェンディーズ・ファーストキッチンに至ります。

他のバーガーチェーンで学んできたことはもちろんですが、「サービス業」を軸に多くの業界を経験してきたので、会社の良いところ・改善するべきところを俯瞰して見られるようになったことは、経営にも活きていると感じますね。

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