
この夏は、街の飲食店の店先のテラス席で飲むのが流行るかも。“3密”を回避できるし、ちょっとしたお祭り気分も味わえる。
イラスト/高田真弓
この夏、街でよく見かけるかもしれないアイテムがある。
──テラス席だ。飲食店に隣接した屋外スペースに設けられた座席をそう呼ぶ。敷地内の前庭にあったり、店先の歩道を利用したり──。例えば、パリのカフェやレストランではよく見かける光景で、むこうの人たちは昼夜問わず、テラス席で過ごすのが様になっている。また、それがお祭りのように街の賑わいを創出し、パリの風物詩と化している。
一方、日本は飲食店の一店舗あたりの面積の狭さもあり、法的にも道路の私的利用は禁じられているため、テラス席を目にする機会は少ない。加えて、日本人の気質として、積極的にテラス席に座りたがる人たちは、まだまだ少数派。
だが、この夏、それが変わりそうなのだ...
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