コロナ禍による外出自粛が解除され、アウトドア空間を求めるニーズは高まっている。公園や河川敷、海などは集客のコントロールが難しく、3密を防ぐための仕組みづくりが課題だ。デジサーフは、こうしたレジャー市場にITを持ち込んで事業を拡大している。

都市の公園や遊休地、商業施設の屋上などをBBQ場として活用している。
デジサーフは2009年、BBQ場の予約システムを開始した。「公園や河川敷にBBQ場がありますが、ほとんどがアナログ管理でお客さんは野放し。予約も電話受付で手間がかかるため、システム化をしたいという相談がありました」と高橋佳伸氏は語る。
集客ツールとしてBBQを活用
さらに、高橋氏はリアル領域への進出を決断。2011年からBBQ場の自社運営をスタートした。ここで高橋氏が目を付けたのは、都市型のBBQだ。「都市公園の中にBBQ場をオープンしました。さらに、商業施設の屋上にBBQ場を展開。例えば、商業施設でBBQ場利用者が他のフロアに立ち寄って食材を買うなど、回遊効果を期待できます。BBQを集客ツールにして賑わいを創出し、都市のデッドスペースを...
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