販売促進の専門メディア

           

NEW SERVICE REPORT

停滞する自販機 スマホは救世主となるか

キリンビバレッジバリューベンダー

自販機事業のキリンビバレッジバリューベンダーは4月13日、「LINE」と自販機を連携させ、購入ごとにポイントを付けるサービスを発表。普及率の高い「LINE」と組み、同様のサービスで先行する日本コカ・コーラを追う。

キリンビバレッジの自販機が「LINE」と連携するとあって、記者発表には多くの報道陣がつめかけた

販売額5%~10%増の期待 1年後までに2万台普及

キリンビバレッジ100%子会社で自動販売機事業を担うキリンビバレッジバリューベンダー(KVB、東京・中野)は4月13日、同社の自販機で、対話アプリ「LINE」と連動して購入ごとにポイントを付与するなどのサービスを開始した。同日開かれた記者発表では、「1台あたり5%~10%は販売額を上げたい」と、KVBの岩田実社長は意気込んだ。

サービス名は「Tappiness(タピネス)」。「LINE」をインストールしたスマートフォンを、近距離無線通信の「Bluetooth」機能をオンにした状態で対象自販機にかざすと、自販機に取り付けた電波受発信器「ビーコン」を介して連携する。初回のみ「LINE」上でビーコンの発信を受けることと、キリンのLINE公式アカウントとの接続に同意する必要がある。自販機と連携した状態で商品を購入すると「LINE」上のポイントカードにスタンプがひとつ押される。15個貯めると1本無料になる特典チケットを発行する。

特典チケットはスマホ接続後、自販機の商品のボタンを押し、スマホ上で「チケット利用」を選んで使う。「LINE」を介して家族や友人などに贈ることもできる。一部の自販機ではLINEの決済サービス「LINE Pay(ペイ)」も使える。

対象自販機は、首都圏と近畿圏で1000台から始める。今夏以降、全国主要都市へ展開し、1年後をめどに2万台の普及を目ざす ...

あと63%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

NEW SERVICE REPORT の記事一覧

停滞する自販機 スマホは救世主となるか(この記事です)
ビックカメラが一番乗り「ビットコイン」支払い開始
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する