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「旅クリ」レポート

九十九島大学最終章~受講生が佐世保市に観光企画を提案!

ブレーンの「旅クリ」から生まれた、佐世保市の九十九島エリアの全国知名度を高めるプロジェクト「九十九島大学」。昨年12月、全5回(計11日間)にわたる活動の最終回として最終企画発表会、卒業式が行われた。

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小西さんから卒業証書が授与された

実現性を検討 2016年度の実行を目指す

九十九島大学は、校長に小西利行さんが就任し、全国から受講生を公募。選抜された9名の受講生と、地元で活躍する9名の地域エキスパートが協力して、九十九島エリアの魅力を発掘し、全国に向けて発信していくプロジェクトだ。受講生たちは佐世保市内各所を訪問。発掘した“いいネタ”を、Webサイト「九十九島の九十九ネタ」で順次公開している。

第5回目となる今回は、佐世保市の観光戦略を成功させるための「最終企画発表会」と、「卒業式」が行われた。当日は佐世保市観光物産振興局長の森永博昭さん、佐世保観光コンベンション協会理事長の飯田満治さんをはじめ、多数の地元関係者が参加。小西校長や、九十九島大学のゲスト講師である福井崇人さんらが見守る中、受講生たちが企画を発表した。

九十九島にある無人島の活用を提案したのは、大熊千砂都さん、磯部仁沙さんらのチーム。カヤックガイドの林田聡さん、ヨガインストラクターの茂貫尚子さんといった地域エキスパートらにヒアリングを重ね活用実態を探り、全国から人が集まるコンテンツとして無人島で行う新プログラムを企画した。地域エキスパートで九十九島水族館海きらら館長の川久保晶博さん、同館職員の粟生恵理子さんと協力し、「九十九島パールシーリゾート」の水族館や動物園を巡る新イベントを提案したのは、政時祐子さん、斉藤祐輔さん、宮嵜幸志さん。また廣部慧さんは地元漁業組合と対話を重ね漁師の収入アップを前提としたアイデアを披露、広瀬達也さんは佐世保市の観光戦略の現状についてきめ細かく調べ、課題の解決策を提示した。受講生の提案を受け、森永局長は「とてもユニークなアイデアをいただいた。次は行動の段階。実現させるための方法を、これからも一緒に考えたい」と総評した。

続いて行われた「卒業式」では小西校長が受講生へ卒業証書を授与。「すべての提案の根底に佐世保を大切にする気持ちがある。地域や観光をアイデアで変えていきたい」と校長式辞を述べた。祝辞として飯田理事長が「佐世保市の観光戦略に新しい視点が生まれた。成功の可能性を感じる」と挨拶。これらを受けて、広瀬達也さんが卒業生代表として感謝を伝えた。

この卒業式をもって今年度、九十九島大学の受講生が佐世保市で行う活動はすべて終了。今後は小西さんが中心となり、佐世保市および佐世保観光コンベンション協会と受講生からの企画の実現性について検討していく予定だ。アイデアで地域を動かすことにトライする旅クリは、次のステージへと進んでいく。

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受講生からの最終プレゼン

九十九島の店名を冠したレストランが都内に期間限定オープン!

1月15日から3月25日まで、九十九島の地域名を店名に冠したネーミングライツの地域PRレストランが期間限定で東京都内に3店舗オープンする。店舗は「ゆるり屋九十九島」(渋谷 鍋料理専門店)、「ヒカリ九十九島」(恵比寿 居酒屋)、「ダリアロッソ九十九島」(二子玉川 イタリアン)の3つ。いずれも九十九島の食材を使ったメニューの提供をはじめ、食材の生産者を交えたイベントや情報発信を通じて九十九島の認知度向上を図る狙いだ。

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