ユーザーの「デジタルアクション」を逃さない
SNS浸透の影響を受け、消費者の購買行動は大きく変化している。いまやSNS上で顧客の行動を正確に理解することが、マーケティング戦略の鍵となっているとも言える状況だ。デジタルマーケティング事業を行うtoは11月1日からSNS分析ツール「GENba(ゲンバ)」を大幅リニューアル。コンバージョンを増加させるために必要なコンテンツ分析とは?同社取締役の井野純平氏に聞いた。
ユーザーが起こす最初の行動「デジタルアクション」
近年では、売上に責任を持つマーケティング部門によるSNS活用シーンが拡大。toではこうした背景を受け、売上をゴールとしたPDCAを回せるSNS運用ツールを開発した。同社では、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなどのSNSやデジタル上で、接点が生まれたユーザーがコンテンツに対して起こす最初の行動を「デジタルアクション」と定義。Instagramのフォロワー数、いいね数、Xのリポスト数、GoogleAnalyticsの訪問者数などがこれにあたる。グを自動化することで、PDCAを高速化し、より多くの時間を意思決定に費やすことを可能にしている。
マーケター目線で開発された分析ツール「GENba」
こうした「デジタルアクション」とコンバージョン、つまりは売上までを網羅して分析できるのが11月にリニューアルした分析ツール「GENba」だ。新機能ではInstagram、X、YouTube、Facebook、Google Analyticsの各プラットフォームに対応し、デジタルアクションのデータとEC、Webの売上データを蓄積管理し、それぞれで孤立しているインサイトを一目で把握することが可能だ。
SNSマーケティングを成功に導くマーケティングKPI
消費者とブランドの接点の多くがデジタルへ移行するなか、企業にとって、ユーザーの意思表示は貴重な財産であり、デジタルアクションはその中心的な要素となる。「売上などのビジネスの主要目標(KGI)とSNSのパフォーマンス指標(KPI)の関係を理解する際、マーケティングのKPIを介した戦略が必要です。『GENba』は目的の設計に沿ったSNS上のKPIを設計し、媒体ごとに深堀りした分析を行います。データを元にアカウントの設計から戦略を立てることができれば、コンテンツや発信方法など、マーケティングの打ち手も最適化して実行することができます」(井野氏)。
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to inc.(トゥー)GENbaサービス
URL:https://to-inc.co.jp/to_genba_lp/