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メディア企業に聞く広告営業戦略

ラジオ局からオーディオコンテンツ事業者へ コンテンツを軸に新たな広告商品を開発

エフエム東京

オープンイノベーションで外部企業と連携

1970年に開局したエフエム東京は2019年2月に新たにデジタル戦略局を新設。同局では音声コンテンツの制作・配信とデジタルマーケティングを活動の主軸に置く。「ラジオという音声コンテンツにデジタルを組み合わせれば、新たなビジネスチャンスにつながるのではないかと考えた」と執行役員 デジタル戦略局長の嶋裕司氏は語る。

「当社では代表取締役社長の黒坂が開局50周年を迎えた際、『エフエム事業者からそれを含めたオーディオコンテンツ事業者へ』という方針を打ち出した。この方針に基づき、『ラジオ局』から『オーディオコンテンツ事業者』への変革の途上にある」と嶋氏。同社のデジタル戦略局は「①フローからストックへ」「②オープンイノベーションで外部企業との連携」「③広告の価値実証」という3つのキーワードを掲げ、現在オーディオコンテンツ事業者としての戦略を実行に移している。

具体的には①の取り組みの主軸になるのがオーディオコンテンツプラットフォーム『AuDee』の活用だ。デジタル化することでコンテンツをフロー型からストック型へと転換。さらに...

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