Googleは6月2日、YouTubeで高い効果をあげた動画広告を表彰する「YouTube Works Awards Japan 2022」の受賞作品を「Advertising Week Asia 2022」内で発表。部門賞7作品と、その中でもっともストーリー性があり広告効果を発揮したと判定されたキャンペーンをGrand Prixとして選出した。
概要
審査対象:2021年1月1日から12月31日の間にYouTubeで国内向けに配信された広告
審査方法:審査員長の嶋浩一郎氏(博報堂)、シルクロード氏(YouTube クリエイター・Fischer's)をはじめ、各部門の代表審査員7名を含む、計12名が審査を行った。
総評
YouTubeは共創のメディアであり、ブランドと生活者が新しいカルチャーを共創していくところがクリエイティブのポイントでもあると思います。優れた作品に共通していたのは、ファンやユーザーがつくるカルチャーを尊重した上で、より成長させ新しい視聴体験を提供していく点にあったのではないかと考えています(博報堂 嶋浩一郎氏)。
GRAND PRIX
各部門の中でもっともYouTube広告の未来を指し示すものであると審査員が決定したもの
VOICE PROJECT 投票はあなたの声
[団体名]VOICE PROJECT
[ブランド]─
[広告フォーマット]YouTube動画
講評
同じ考えの人が集まっている点も、YouTubeカルチャーを体現していると言える。「広告賞」ではあるが広告主がいないというのも、「広告」の在り方を変える可能性を感じられる作品ではないか(電通 尾上永晃氏)。
Best Innovation
YouTubeを活用した革新的な取り組みを行い、成果を上げたキャンペーン
VOICE PROJECT 投票はあなたの声
[団体名]VOICE PROJECT
[ブランド]─
[広告フォーマット]YouTube動画
講評
制作プロセスやタレントの位置づけ、スピード感も含めて、YouTubeならではの情報発信だった。あれほど多くの人が参加しているにもかかわらず、“身近さ”を保って表現できているところが素晴らしい(電通 尾上永晃氏)。
Force for Good
自社のブランドパーパスを表現し、社会的意義のあるコミュニケーションを展開したキャンペーン
赤十字「不安が見えなくなるメガネ」9月防災減災キャンペーン
[広告主]日本赤十字社
[広告会社]電通、電通デジタル
[制作会社]xpd
[広告フォーマット]TrueView インストリーム広告
講評
日本赤十字社だからこそ扱うことができるテーマ。国民の防災・減災に誠実に向き合い、観た人の意識を...