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「紙」の呪縛を解かれたニューヨーク・タイムズ

津山恵子(ニューヨーク在住ジャーナリスト)

今後は目から鱗の革新も
ニュースは生まれ変わる!

「私はコレで、新聞を止めました」(ニューヨーク在住物書き)

コレとは、iPadのことだ。禁煙○○○ではない。年末にiPad Airを入手したが、書類の山に消えかけていた新年明け、ニューヨーク・タイムズが、デジタル版のデザインを一新した。

iPad版を初めてチェックした朝、時にうなり、時に涙ぐみ、気づくと2時間以上が経っていた。米国に来て10年余、これほど新聞を読むのに「没入」したことがなかった。そして、足下に積まれたタイムズの古新聞を見たとき、「目から鱗」状態だった。

「これで新聞配達を止めて、森林破壊をやめられる」

記者になってから20年以上続いていた新聞配達を解約するという、大きなかつ重要な決断が、わずか2時間で下された。なぜか。

筆者が今日まで紙を止められなかったのは、ウェブやスマホでは、読みにくく、直感に頼れず、「見落としが怖い」という理由からだ。しかし、タイムズのiPad版(ウェブも含む)は、それらを見事に解決していた。

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