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AIで変わる広報業務

AIで人間は進化する?退化する?これからの広報に必要な「仮説思考」

ヤッホーブルーイング

様々な領域で活用が進む「生成AI」を、広報ではどのように活用できるのか。また、AI時代に広報に必要なスキルセットとは。生成AIを活用する広報担当者に考えを聞く。

ヤッホーブルーイングは5月上旬から約1カ月間にわたり、ChatGPTの検証プロジェクトを実施。有志で集まった9名の社員が具体的な活用事例を検討するとともに、ChatGPTの得意・不得意な領域を検証した。検証分野は、製造、マーケティング、営業、物流、通販、顧客対応、そして広報と、多岐にわたっている。プロジェクト期間中は、入力データがAIの学習に活用されない有料の法人サービスを使用しており、プロジェクトメンバーにのみアカウントが付与される。

自社の文章テイストに沿ったプロンプトを検証

同社のヤッホー広め隊(広報)でユニットディレクターを務める渡部翔一氏は、広報業務でのChatGPT活用を検証すべく、プロジェクトに参加。広報業務での活用において、渡部氏は現段階では、情報収集(検索)よりも、「入力した情報の要約」や「文章を体系的に理解し、組みなおす力」にChatGPTの強みを感じている。

「プレスリリースのタイトル作成は、有効だと感じた使い方のひとつです。『タイトル出し100本ノック』のような、人間が行うには時間がかかる業務を行わせるのも良いですが、私はそれよりも何かしらの“切り口”や“条件”を明示し、そこから分岐させていく方がバラエティに富んだ回答を...

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