名画から最新作まで、映画に数多く登場する広報・メディアの仕事。1本の作品から、気になるセリフと名シーンをピックアップします。
「彼は風貌が変わってきたと…」
「ゴーンには集客力があり、800人ものマスコミがステージに殺到した…」
「彼はメディアが大好きです」
「あらゆる雑誌に載り、まるでスターでした」
イラスト/ミツミマリ
今月の1本『逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生』 |
公開 |
2022年 |
製作国 |
アメリカ |
監督 |
ルーシー・ブラックスタッド |
製作総指揮 |
ポール・モレイラ、リュック・エルマン、山本兵衛 |
STORY
1999年、カルロス・ゴーンはルノーと資本提携した日産自動車の最高責任者に就任。同社の有利子負債を数年で解消し「カリスマ経営者」と呼ばれるように。しかし2018年、金融商品取引法違反などの容疑で逮捕。保釈中に日本をひそかに出国し、レバノンに逃亡する─。世界にその名を轟かせた男はどのようにして、国際的な逃亡者となったのか。カルロス・ゴーンの数奇な人生に迫ったドキュメンタリー。
今回は誰もが知っている人物である。歴史上、外国人の日本企業の経営者で、これほどまでに有名になった人を筆者は知らない。
まさに時代の寵児である。死にかけていた企業をV字回復させた功労者である。もし、彼がいなかったらあの自動車会社は今頃どうなって...
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