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記者会見・発表会ガイド

メディア向けイベントの種類と予算 ハイブリッド形式で開催時のポイントは?

記者との重要な接点である「PRイベント」。その手法が、コロナ禍で急激にオンライン化しました。それに伴い会場選びや進行、運営体制などは、どのように変化しているのでしょうか。今後も続いていきそうな「ハイブリッド型」PRイベントのポイントを見ていきます。

図1 メディア向けPRイベントの種類
ハイブリッド型で開催時は、Wi-Fiや換気設備の確認が必須。ソーシャルディスタンスを保った上で収容できる人数をチェック

※関係者取材および読者調査をもとに編集部作成

PRイベントのオンライン配信は、会場への来場人数を制限し感染対策をしながらも、記者を集めPRするのに有効な手法となった。メディア側もオンライン視聴に慣れてきている。次の取材までの移動時間や場所などを気にせずに参加できる手軽さがあり、アーカイブ配信で内容を振り返れたり、報道用のオフィシャル素材がすぐにダウンロードできたり、と利便性が高まったとの声もある。

だが、直に記者が会場に出向いて五感を使って確かめないと分からないことは多い。試食や試乗してはじめて実感できるものなど、リアル開催のほうが向いているケースも当然ある。

オンライン配信は続くか

メディア関係者がオンラインとオフラインを使いこなし、取材環境に対する意識が変化する中で、その両方に対応した「ハイブリッド型」イベントの開催は、コロナの感染状況が落ち着いてからも重宝されるだろう。そしてメディア向けイベントを開催する側は、リアル会場で参加している記者とオンラインで参加する記者、両方への目配せが必要となる。

オンラインで参加の記者が疎外感を感じないよう、司会が「オンラインで視聴の方は、チャットで質問を受け付けています」とアナウンスする。画面越しで見えるステージの画づくりに考慮し、視聴者を飽きさせないよう動画を...

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