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プレゼン力診断

くら寿司トップのプレゼン分析「世界のレストランを変える」熱い野望

永井千佳(トップ広報プレゼン・コンサルタント)

経営者の「プレゼン力」を診断。声・表情・身振り・ファッションといった視点から毎号、分析します。

1月21日(火)
くら寿司 グローバル事業戦略発表会 in アサヒ・アートスクエア、浅草ROX

テーマは「観光」×「食事」 グローバル旗艦店1号店を浅草ROXにオープン
くら寿司は1月21日、今後の中長期経営戦略を説明するグローバル事業戦略発表会を開催。終了後は、翌22日にオープンしたグローバル旗艦店「くら寿司浅草ROX店」の内覧会を実施した。田中邦彦代表取締役による海外戦略の説明のほか、新CIについてクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が発表した。

くら寿司 代表取締役社長 田中邦彦

田中邦彦・くら寿司代表取締役社長は、「私はホラが大嫌いだ。言ったことは必ずやる。2020年中国進出、2030年に売上高3000億円、全世界で1000店舗を目指す」と宣言した。

田中社長のプレゼンは予定を10分以上超過。予定時間を過ぎたプレゼンの満足度はほぼ確実に下がるものだが、時間が過ぎても「もっと聞きたい」と思った会見は初めてだ。それには理由がある。

田中社長は「世界のレストランを変えるという野望を持っている」と繰り返した。エゴではなく、「日本経済をよくする」という大きな夢だ。聴き手はそこに共感し、もっと話を聞きたくなるのだ …

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