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プレゼン力診断

キングジム宮本彰社長のプレゼン分析「企業文化を育むイノベーター」

永井千佳(トップ広報プレゼン・コンサルタント)

経営者の「プレゼン力」を診断。声・表情・身振り・ファッションといった視点から毎号、分析します。

7月3日(水)
「対話型翻訳機『ワールドスピーク』新製品発表会」in ベクトルスタジオ

ホテルのフロントなどに2台1組で据え置きする対話型翻訳機を発表
キングジムは7月3日、新製品発表会を開催。需要の高まりを見せているインバウンドでの利用を想定し、72言語に対応する法人向け対話型翻訳機「ワールドスピーク」が発表された。新製品のプレゼンテーションに加えて、ホテルのフロントを想定したデモンストレーションを実施。タッチ&トライブースも設けられた。

キングジム 代表取締役社長 宮本 彰

新商品発表会で、ここまで堂々と「完成していない」と言い切ったトップは初めてだ。

「私は"今さら"ではなく、"これから"だと思っております。技術的にもまったく完成されておりません。しかし他社メーカーもまだまだなんです。市場への参入は、今がベストタイミングです」。

記者から「すでに翻訳機を販売している企業がある中で、なぜ今さら出すのか?」という質問を受けたときのことである。キングジムの宮本彰社長は自信満々、会心の笑顔とともに答えた。

新製品の対話型翻訳機「ワールドスピーク」は、既に競合の携帯型自動翻訳機が世界でヒットしている市場へ後発参入。一見すると不利だ。

しかし宮本社長がここまで自信満々な理由は、ふたつある。ひとつは、個人に特化した携帯型翻訳機とは異なり、本格的な法人向けサービスとして差別化できると考えているからだ。

キングジムの得意技は、「1割の人の心に刺さればいい」とニッチ市場に商品を投入し、圧倒的シェアを獲得すること。例えば大ヒットした...

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