JR東日本ウォータービジネスは3月14日、JRの駅に設置する自動販売機で、スマートフォンアプリを活用し、前払いや後払いなどの購入方法が選べる次世代型自販機を発表した。第1号機は東京駅丸の内1階コンコースの「びゅうスクエア」に設置した。
JR東日本ウォータービジネスの自販機売上高はここ数年、踊り場状態にある。2013年は自販機総台数9918台で売上高283億5000万円(1台あたり約286万円)に対し、15年は総台数1万178台で売上高282億3400万円(同約277万円)だった。消費増税の14年度以降、鈍化が見られる。
「『自動販売機は定価』というイメージがあり、ほかのチャネルが値引き販売する中で割高感がある。消費者が遠ざかっている印象」(JR東日本ウォータービジネス)。
こうした中、今回発表した「イノベーション自販機」には、成長の起爆剤としての期待がかかる。開発したのはチームラボと富士電機 ...
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