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1000万本を突破したBOTANISTが“バスブランド”へ 嗅覚にも訴えかけるVRイベントで新商品をプロモーション

VR(仮想現実)を活用することでボタニストの世界観を伝わりやすくした。

ヘアケアブランドのBOTANISTを展開するI-ne(イーネ)は、BOTANISTの新商品「ボタニカルボディーソープ モイスト」を11月20日から順次発売している。新商品の発売に先立って10月28日から3日間、同社は仮想現実(VR)を活用した体験イベントを表参道にあるコミュニティスペース「コミューン」で実施した。期間中は同スペース内で商品のサンプリングも行った。

VR体験では、BOTANISTブランドの世界感を伝えることを目的にした、オリジナルコンテンツを用意。ウクライナにある「恋のトンネル」と呼ばれる恋のパワースポットでの仮想デートを通じてブランド体験ができるようにした。また、体験中は、商品の香りも感じることができるようにし、特徴を嗅覚にも訴えた。

イベントの狙いについて、イーネのブランディング事業部部長の今井新氏は「美容品は商品の特性を伝えるのが難しい商材です。そこでリアルな場で直接消費者に伝える企画を考えましたが、単なるサンプリングで終わらないようにVRでの体験を活用し、伝わりやすさを意識しました」と話した。

集客においてはコミューンの運営とも連携。ソーシャルメディアにハッシュタグ付きの投稿をした画面を近くにいるスタッフに見せると会場で使えるドリンクチケットを渡すことで集客と拡散を図った。

シャンプーやリンスなどのヘアケア商品の市場規模は約4500億円(矢野経済研究所調べ)。もともとBOTANISTはシャンプーやリンスなどのヘアケア商品を展開し、累計で1000万本を売り上げている。ヘアケア商品だけでなく、“バスブランド”としての認知を広めるために新商品を開発し、新たな一歩を踏み出した。

今後は、直営店舗も展開し、ブランドを直接消費者に伝えることも視野に入れる。

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